「ムーミンママ」&「フィリフヨンカ」新デザインがムーミンクラシックシリーズに登場
New illustrations for Moominmamma and Fillyjonk figures in Arabia’s classic dishes

世界中に熱心なコレクターがいるアラビアのムーミンシリーズから「ムーミンママ」&「フィリフヨンカ」新デザインが登場。
キャラクターの個性を反映するベースカラーにはムーミンママがマーマレード、フィリフヨンカにはブルーグレーが選ばれました。
キャラクターの個性を反映するベースカラーにはムーミンママがマーマレード、フィリフヨンカにはブルーグレーが選ばれました。

ムーミンママに使用されているイラストはコミックス「ムーミン ウィンター」(1959年)と「ムーミン一家とメイドのミーサ」(1956年)から、フィリフヨンカは小説「ムーミン谷の十一月」(1970年)とコミック「イチジク茂みのへっぽこ博士」(1959年)に基づき描かれています。

デザイナーで陶芸家のトーベ・スロットがデザインした新しいシリーズは、トーベ・ヤンソンが描いたムーミン物語に登場する人物の象徴的な特徴を深く掘り下げ、さまざまな人生の出来事や日々の騒がしさを親しみやすく表現しています。ムーミンママは人生そのものやそれぞれが抱える背景に対して優しくて理解力があり、いつもどんな人が来ても、温かく家に迎え入れる人柄が特徴です。一方3人の子供の母親であるフィリフヨンカは潔癖で秩序を大切にし、予測可能な人生を求める人物です。
The gentle Moominmamma and the tidy Fillyjonk

ムーミンママのモデルは自身の母親シグネ・ハンマーステン・ヤンソンであるトーベ・ヤンソンは述べています。ムーミンママはムーミン谷の中核であり、ムーミンハウスのハートと言えます。細かいことは言わず、優しくて賢い母親像です。彼女が対処できないことはなく、いつでも困っている人に慰めやアドバイスを与えます。

一方、フィリフヨンカはムーミン物語において異なる感性を表しており、特にフィリフヨンカはムーミンママとは対照的です。神経質で心配性のフィリフヨンカは、子供たちに悪い習慣を身につけたくない厳格な母親です。彼女は常に家を掃除することで自分の生活を整えようとします。実はフィリフヨンカはムーミンママの自由なライフスタイルをうらやましく思っていますが、厳格な性格を直すことができないのです。
Classic characters doing their chores

今回登場する新しいムーミンママのイラストには、ムーミンママがメイドのミーサと一緒に野菜畑の世話をしている様子が描かれています。ムーミン一家の無秩序な家の掃除を誰かが手伝う必要があると感じたフィリフヨンカのアドバイスを受け、しばらくの間ムーミンママがメイドを雇うというシーンです。

ムーミンママの思いやりは家族の枠を超えたもので、短期長期に関係なく、ムーミンハウスを訪れるあらゆる人のケアをする準備が整っています。休憩をとったり、おいしいコーヒーを楽しんだりするなど、人生の小さな幸せを知るムーミンママの様子がマグカップの片面に描かれています。

一方、フィリフヨンカは家の掃除に夢中です。春の大掃除をする機会が与えられた最高の状態です。イラストに見られるように、フィリフヨンカは、ほこりや汚れが隠れているであろう場所を見つける特殊な能力を持っていて、発見すると石鹸の泡で勢いよく洗い流します。イラストが物語るストーリーは精神科医がムーミン谷に到着し彼女の潔癖症を治すところから始まります。
フィリフヨンカの家が荒廃し始めると、ムーミンママは彼女独自の方法で状況を解決することにしました。彼女は電報を作成し、フィリフヨンカの子供たちに母親に届けるよう伝えます。電報には淑女協会がフィリフヨンカの家を訪れるというメッセージが書かれており、このシンプルな戦略によってムーミンママはフィリフヨンカの掃除への情熱を取り戻すことができたという結末です。
フィリフヨンカの家が荒廃し始めると、ムーミンママは彼女独自の方法で状況を解決することにしました。彼女は電報を作成し、フィリフヨンカの子供たちに母親に届けるよう伝えます。電報には淑女協会がフィリフヨンカの家を訪れるというメッセージが書かれており、このシンプルな戦略によってムーミンママはフィリフヨンカの掃除への情熱を取り戻すことができたという結末です。